近年、大村市では新幹線建設や都市計画道路の建設のため
用地買収が進んでいます。
用地買収には立ち退き料がつきものですが、
賃貸契約時の入居者に対する立ち退き料の相場を
ざっくり説明します。
2~3LDKのアパート 家賃3.5万円に一人で入居していると仮定します。
その際の立ち退き料の内訳は以下の3点です。
1、動産移転料…引っ越し費用(家族数や部屋の広さ、家具の量で異なる)
2、移転雑費…新しい家に入居するために必要な経費
仲介料、礼金、引っ越しのための休業補償など
(通常返還される敷金は含まれません。)
3、借家人補償…現在の家賃が周りの標準的な家賃より安ければ、
その差額が24ヶ月分補償されます。
具体的には動産移転 17万円、移転雑費32.2万円、
借家人補償1万円×24ヶ月分の合計73.2万円という感じです。
周りの家賃の相場は4.5万円とします。
立ち退き料は一時所得扱いですので、50万円を超えると税金がかかります。
それと大家さんに預けていた敷金は、建物が取り壊される訳ですから
現状回復義務はなくなり全額返金されます。