土地の売買は建物がないため簡単と思われがちですが
意外と難しいです。
主に道路関係、境界、ガス・上下水道、遺跡関係の調査などを
行いますが、その他に重要なのが地中埋設物調査です。
地中埋設物は確実にその下に何かが埋まっているという確信はないため
もちろん全部を試掘するわけにはいきません。
最近のニュースにもありましたが建設予定地から爆弾が
出てくるというケースはオーバーかもしれませんが、
産業廃棄物や旧建物のコンクリートが出てきたりすると
大幅な工期おくれだけでなく、除去費用もかかります。
このあたりの費用を誰が負担するかがトラブルの原因になります。
今回の事務所建設でも都市計画道路予定高さに合わせて
敷地を1m以上掘り下げたのですが、接続する下水管の位置が
10㎝ほど高くなってしまい、勾配がつけれずに下水が流れないという
問題が起こりました。
結局10cmほどかさ上げをしなおしとなりました。
上下水管は基本的に配管図はありますが、正確な高さはまでは
掘ってみないとわからないというのが実状です。
ある程度は想定して動かないといけません。