建物の再調達原価とは、対象建物と同様の建物を
査定時点において造った場合に、いくらぐらいでできるかという価格です。
建物を造る技術や材料も進化しており、
昔と同じ建物を造りなおすとしても価格が違ってきますので
現在の相場で考えます。
これは標準的な建築請負価格で計算されるため
請負人の適正な利潤や、通常の付帯費用も含まれます。
再調達原価を把握する場合は、建物の等級を判定します。
注文住宅か建売住宅か、建売住宅といってもグレードの高いものから
低いものまでありますので建築単価を算出するために調査が必要です。
等級の判断方法はいくつかありますが、次回説明します。