土地の価格を求める際に、
てっとり早く固定資産税評価額から逆算して求める方法があります。
固定資産評価額は地価公示価格等の約70%ですので
逆算して固定資産税評価額÷0.7で地価公示価格がでます。
では固定資産税評価額はどうして地価公示価格の70%としているかですが
地価公示価格で税金をとってしまうと査定員の違いによって税金の額に
ばらつきが出てしまうからだと聞いたことがあります。
査定員によって評価額が違ったら当然多く払わなければならない人から
クレームがきます。
ですので実勢価格から30%引きして不満を防止するという意味合いが
あるようです。
他にもメリットがあって地価公示価格の70%とすることで
地価が急上昇した場合でも税金額の大幅な上昇を防止するという
意味もあります。
次回は取引事例比較法による土地の査定方法を説明します。