角地とは二つの街路が交差した所に位置する場合を通常角地と言います。

L字型に交差した所に位置した土地は準角地と言います。

角地は住宅地においては居住の快適性、利便性を中心に判断され、
商業地は収益性をもとに判断されます。

住宅地では角地であることが日照、通風に好影響を与えるので
土地の価値を高める要素となります。

この場合は、接面街路の方位によりその影響の度合いも異なるため
方位も重要となります。

住宅街では、角地は出入りの利便性も向上するため
マンション住宅用地では重要視される一方で
第三者の侵入を容易にし、盗難などの安全性の面で
劣る場合もありますのでこれを考慮します。

商業地では日照が良いことが必ずしも高い評価にはつながらず
減価の要因になるケースがあります。

商業地は高いビルが隣接しますので日照の影響はあまり重要視されず、
逆に日照が良い場所は食料品や衣類品が傷むこともあり、
これらの店舗には不向きです。

角地の場合、建ぺい率の緩和などから中高層建物の建築の設計の
柔軟性が増すことから価値が高まる要因ともなりますし、
自動車の出入り、物品搬出等の利便性も考慮されます。

その他、角地は角度なども考慮されます。

次回は2方路地、3方路地については説明します。

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