不動産を売買する場合、
ほとんどのケースでは契約時に手付金を
頂いてからお引渡しの準備に入ります。
この際の手付金の額ですが不動産屋としては、
手付を売買代金の10%程度頂ければ、
ほぼ解約の可能性はなくなるため安心します。
しかし、私がお客様の立場となった場合には
なるべく手付金は少ない方が安心かなと思います。
ここからは私がマイホームを購入した際の実体験になります。
ちょうど購入の契約をして手付を10%入れた直後に
大震災が発生しました。
サイディング、給湯器、ユニットバスなどの部品が
完全にストップした関係で建設時期が大幅に遅れてしまったのです。
契約書には自然災害などによって部材の調達などが
遅れて引渡しができない場合であっても解約すると
手付相当額の違約金が発生する契約内容になっていました。
当然そんなすみずみまで契約書を読んでいるはずもなく
(この時は何の知識もないふつうのサラリーマンでしたので)
事態が発生してから説明を受けました。
アパートの立退き時期は決まっていたため、
仮住まいの敷金、礼金、毎月の家賃、
2度の引っ越し費用などは自腹です。
部材のストックを十分もっていた建築メーカーは
震災の影響なく建築を進めていたので
建築メーカー選びも慎重に進めていくべきでした。