こんにちは。大村市の初心者向け不動産学校、校長代理のハッピーです。

最近、ニュースで「外国人観光客のキャンセルが相次いでいる」という話題を
耳にしたことはありませんか。

きっかけは外交上のやり取りでしたが、その波紋が広がり、
愛知県などの観光地で大きな影響が出ているようです。
数日で何十万件もの航空券や宿泊予約がキャンセルになったという報道もあり、
観光業に携わる方々の心労は計り知れません。

今日の「ハッピーの世の中ウォッチング」では、このニュースを誰かのせいにするのではなく、
私たち自身に置き換えて「ビジネスや資産管理のリスク」として考えてみたいと思います。

今回の件で浮き彫りになったのは、「カントリーリスク」や「一本足打法の危うさ」です。

特定の国や、特定のお客様だけに売り上げを大きく依存していると、
自分の努力ではどうにもならない外部の要因(政治、為替、災害など)で、
突然ハシゴを外されてしまうことがあります。

これは、私たち不動産の世界でも全く同じことが言えます。

例えば、特定の大きな工場にお勤めの方ばかりをターゲットにしたアパート経営をしていたとします。もしその工場が移転や撤退をしてしまったら、一気に入居者がいなくなり、
経営が立ち行かなくなるかもしれません。

また、不動産の売却や購入を検討する際も、「今は相場が良いから大丈夫」と楽観視するだけでなく、「もし金利が急上昇したら?」「もし海外からの投資が止まったら?」と、
あえて厳しいシナリオを想定しておくことが、自分自身を守る盾になります。

観光客が減ってしまったことは残念ですが、
日本の観光地には素晴らしい魅力があることに変わりはありません。
一つの市場が閉ざされた時、すぐに別の市場へ目を向けたり、地元のお客様を大切にしたりと、
柔軟に変化できる強さが今、求められているのかもしれません。

雨が降る前に傘を用意するように、晴れている時こそ「もしもの時」の備えをしておく。
今回のニュースは、そんな商売と生活の基本を、改めて私たちに問いかけているような気がします。

大村市の不動産についても、良い時も悪い時も冷静に見極める目を養っていきましょう。
校長代理のハッピーでした。