おはよー!校長代理のハッピーだよ!
今日の「ハッピーの世の中ウォッチング」は、不動産の世界のちょっとした
「常識」の裏側にある、面白い秘密を覗いてみよう!
皆さんは、家を探すときや土地を見るとき、「角地(かどち)」って聞くと、
どんなイメージを持つかな?日当たりが良くて、開放感があって、なんだか特別で、
そしてもちろん、お値段も高め!だよね。

でも、なんで角地はこんなにも特別扱いされて、評価が高くなるのか、
その理由を深く考えたことはあるかな?

単なる「日当たりの良さ」だけじゃない!価格を押し上げる法律の力
角地が高いのは、「二方向が道路に面しているから日当たりと風通しが良い」という
住環境の良さはもちろんあるけれど、
実はそれ以上に、建築基準法が定める「建物の建てやすさ」に大きなメリットがあるからなんだ!

一般の土地では、建築基準法によって建物を建てられる面積の割合(建ぺい率)が
決められているよね。
例えば、建ぺい率が60%の地域なら、100坪の土地には最大60坪の建物しか建てられない。

ところが、自治体によっては、角地の中でも特に優良な条件を満たしていると
認められた土地に対して、建ぺい率を緩和する特例を設けていることがあるんだ。

例えば、建ぺい率が60%の地域でも、「角地」として認められれば、
プラス10%の緩和を受けて、70%の建ぺい率で建物を建てられるようになるケースがあるんだよ!

不動産の世界の「ボーナスポイント」
これは、不動産の世界における、いわば「ボーナスポイント」だよね。

同じ100坪の土地でも、普通の土地なら60坪の建物しか建てられないのに、
なら70坪の、より広い建物を建てられる可能性が出てくるんだ。
特に商業地域や住宅が密集している地域では、この10%の差が、建築できる床面積、
つまり土地の利用価値に大きく影響するんだ。

広い家を建てたい人や、将来的に土地を有効活用したいデベロッパーにとっては、
この「建ぺい率の緩和」は喉から手が出るほど魅力的なんだよね。

だからこそ、角地は単なる立地条件が良いだけでなく、
「法律的に広い建物を建てられる権利」を持っている土地として、
高い評価がつくというわけなんだ。

不動産って、景色や間取りだけじゃなくて、こんな風に法律の裏側まで覗いてみると、
すごく面白い発見があるよね!

マイホーム探しをする時は、単に「角地は高い」で終わらせず、
「この土地は建ぺい率の緩和が受けられる角地なのか?」なんて視点で見てみると、
物件選びがもっと楽しくなるんじゃないかな!