皆さんこんにちは。 大村市の初心者向け不動産学校、校長代理のハッピーです。

ワンちゃんのお散歩をしていると、大村市内でも新しいお家がどんどん建っているのを見かけます。
ピカピカのお家は見ていて気持ちが良いものですね。
さて、今日は新築住宅を建てる際に避けては通れない「地盤調査」と「瑕疵(かし)保険」の
関係についてお話し致します。
これからマイホームを検討される方にとって、見えない地面の下の話は
少し難しく感じるかもしれませんが、実はここが家づくりで最も大切なポイントの一つなのです。
🔰 瑕疵保険(住宅瑕疵担保責任保険)とは?
まず、瑕疵保険について簡単に説明します。
これは、新築住宅を供給する事業者が必ず加入しなければならない保険で、
引き渡しから10年間の保証がつきます。
もしもこの期間に、雨漏りがしたり、家が傾いたりといった重大な欠陥(瑕疵)が見つかった場合、
その補修費用が保険から支払われるという仕組みです。
💡 保険と地盤調査の関係
では、この保険と「地盤調査」はどう関係しているのでしょうか。
結論から申し上げますと、適切な地盤調査を行い、その結果に基づいた基礎工事を行わなければ、
そもそもこの瑕疵保険に入ることができません。
保険会社も、すぐに傾いてしまうようなリスクのある家を引き受けるわけにはいきません。
そのため、保険の引き受け条件として、必ず地盤調査を行うことが設計施工基準で定められています。
家を建てる前には、スウェーデン式サウンディング試験などの方法で、
その土地がどれくらいの重さに耐えられるかを詳しく調べます。
🏗️ もし「地盤が弱い」と判定されたら?
調査の結果、地盤が弱い(軟弱地盤)と判定された場合は、そのまま家を建てることは許されず、
「地盤改良工事」という補強工事を行う必要があります。
セメントを混ぜて固めたり、杭を打ったりして、家を支えられる強さを確保します。
つまり、地盤調査は「家の健康診断」のようなものです。
- 調査をして、問題がなければそのまま着工
- 問題があれば治療(改良工事)をしてから着工
このプロセスを経て初めて、「この家は10年間保証しても大丈夫ですね」と保険会社から
お墨付きを頂くことができるのです。
✅ まとめ
お客様の中には「地盤改良工事にお金がかかるのは嫌だなぁ」と思われる方も
いらっしゃるかもしれません。
しかし、もし地盤が弱いまま無理やり家を建てて、数年後に家が傾いてしまったら、
生活に支障をきたすだけでなく、その修復費用は莫大なものになります。
この10年の瑕疵保険制度があるおかげで、建築会社は必ず数値を元に安全性を確認します。
これは、これから住まう皆さんを守るためのとても強力なルールなのです。
土地を買う前や契約する前に、「このエリアの地盤はどうですか?」と
不動産会社に聞いてみるのも良いかもしれません。
私たち出張ふどうさんでは、大村市の地盤の傾向なども含めてアドバイスをさせて頂いております。
見えない部分だからこそ、しっかりと数値を根拠に安心を買う。
それが長く幸せに暮らす秘訣だと、私ハッピーは思います。
🐶 ハッピーの世の中ウォッチング
最近、朝晩はずいぶんと冷え込むようになってきましたね。
私ハッピーもお気に入りの毛布から出るのが毎朝の試練になっています。
散歩コースの公園では、落ち葉掃除をしている地域の方を見かけました。
誰かがきれいにしてくれているおかげで、気持ちよく散歩ができる。
普段当たり前だと思っていることも、誰かの支えがあってこそだと改めて感じました。
家の基礎と一緒ですね。見えないところで支えてくれている存在に感謝しながら、
今日も元気にパトロールに行ってきます。
本日の授業はここまでです。 不動産に関するご相談や、大村市での住まい探しについては、
私たちにお任せください。
【出典・参考文献】 一般社団法人 住宅瑕疵担保責任保険協会 国土交通省 「特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律(住宅瑕疵担保履行法)」