校長代理ハッピーの「世の中ウォッチング」
こんにちは!大村市の初心者向け不動産学校、校長代理のハッピーです。
皆さん、自分のお家が「何でできているか」ご存知ですか?
「木でできているから木造でしょ?」という方もいれば、
「ハウスメーカーで建てたから鉄骨かな?」という方もいると思います。
実は、将来お家を売却する時、この「構造」の違いが査定額に大きく影響することをご存知でしょうか? 今日は、中古住宅の査定における「木造」「軽量鉄骨」「重量鉄骨」の違いについて、
私が分かりやすく解説しますね。
査定の基本「耐用年数」ってなに?
不動産の査定には、「法定耐用年数」という国が定めた基準があります。
これは簡単に言うと、「税務上、その建物の価値がゼロになるまでの期間」のことです。
この期間が長いほど、計算上は「価値が長く残る建物」として評価されやすくなります。
では、構造ごとの違いを見てみましょう!
- 木造住宅(耐用年数:22年)
日本で最も多いのがこの木造住宅です。大村市内でもたくさん見かけますね。
木のぬくもりがあり、日本の気候に合っているのが特徴です。
査定のポイント: 耐用年数は22年と短めに設定されています。
そのため、築20年を超えると建物の評価額はかなり低くなる傾向があります。
しかし、木造はリフォームやリノベーションがしやすいため、
「古民家再生」や「おしゃれなリノベ物件」としての需要があれば、
プラスの評価につながることもあります。
- 軽量鉄骨住宅(耐用年数:27年)
大手ハウスメーカーの住宅によく採用されている構造です。
厚さ6mm未満の比較的薄い鉄骨を使っています。
査定のポイント: 耐用年数は27年で、木造よりも少し長く評価されます。
工場で部材を生産するため品質が安定しており、
シロアリの被害にも遭いにくいというメリットがあります。
これらは査定時に安心材料としてプラスに働きます。
- 重量鉄骨住宅(耐用年数:34年)
マンションやビルと同じくらい、厚くて頑丈な鉄骨を使った構造です。
3階建て以上の住宅や、店舗付き住宅などに多く見られます。
査定のポイント: 耐用年数は34年と非常に長く、頑丈さはピカイチです。
そのため、築年数が経っても建物の評価額が残っているケースが多いのが特徴です。
ただし、頑丈すぎるがゆえに、将来的に解体して更地にする場合の「解体費用」が、
木造の倍近くかかることもあります。
これは売却時のマイナス要因になることもあるので注意が必要です。
まとめ:構造だけで決まるわけじゃない!
いかがでしたか?「鉄骨の方が長持ちするから高く売れる!」と単純に思いがちですが、
そうとも限りません。
大切なのは、「どんな構造であれ、日頃からきちんとメンテナンスされていたか」です。
雨漏りやシロアリの被害を放置していれば、どんな頑丈な鉄骨住宅でも評価は下がります。
逆に、古い木造でも大切に使われていれば、次の住み手が見つかりやすくなります。
「うちの構造だと、いくらくらいになるのかな?」と気になったら、
ぜひ出張ふどうさんの久保にご相談ください。
構造だけでなく、お家の状態もしっかり見て、適正な査定をさせて頂きます!
以上、校長代理のハッピーでした!
