田植えの済んだ田んぼを見てお気づきの方もいらっしゃると思いますが、
田んぼによって苗の間隔は微妙に違います。
特に最近は「過疎植え」が流行っています。
過疎植えとは、苗と苗の間隔を通常は20㎝ぐらいなのですが、
少し間隔を広げ30㎝ぐらいにして植えることを言います。
このメリットとしては、間隔をあけた方が 分けつ数が増え、
株が大きくなるので一株からとれるお米の量が多くなります。
もともと植える株数が少ないためトータルでは過密植えでも
過疎植えでもとれるお米の量には大差はありませんが、
少しでも植える株数を減らした方が、苗の準備代、運搬の労力、
田植えの時間が軽減されメリットがあります。
最新の田植え機は過疎植え用に設計されており、
田植え速度が非常に速いです。
台風の多い地域では苗倒れのリスクもありますので
過密植えをしているところもあります。
また、最近ではヘリコプターで農薬を散布しますし、
稲を刈った後も田んぼでそのまま天日干しするということも
ほとんどなくなり、田植えの労力も軽減されています。
収穫したお米は、乾燥機で乾燥するようになったため
味のばらつきなどもなくなり、おいしいお米がいつも食べれるように
なっています。