長崎市や佐世保市へのアクセスが良く、ヘッドタウンとしての役割を担う大村市は、長崎県で4番目に多い約9万8,000人の人口を有しています。

首都圏から遠く離れていながら50年近く連続で人口が増加しており、住宅地や大型マンションの開発も活発に進んでいることから、不動産を売却する場合も一定の需要が見込めます。

また、集合住宅より戸建てを購入する人が多い傾向にあるため、戸建ての売却は特におすすめです。

ただし、不動産を売却するにはいくつか方法があります。できるだけ高く売却するには、場所や物件の特徴を見て、適切な方法を考える必要があります。

そこで本記事では大村市で不動産を売却したい方に向けて、知っておくべき売却のコツを解説します。

不動産を売却するには

不動産を売却するには主に「仲介売買」「買取」「個人間売買主」の3つの方法があります。それぞれについて解説します。

仲介売買

仲介売買は不動産仲介会社と媒介契約を締結し、仲介を依頼する方法です。

家を売却する場合に最もよく利用される方法であり、仲介会社の営業力次第では相場以上の高値で売却できることもあります。

一方、売却するまでに時間がかかる点や、仲介手数料が発生する点などに注意しなければなりません。

買取

買取は不動産会社に物件を直接買い取ってもらう方法です。

仲介売買と違い、すぐに取引が成立し、状態の悪い物件でも売れやすい傾向があり、仲介手数料も発生しません。

ただし、相場より安値になるため高く売りたい方には向いていませんが、早めに不動産売却を済ませたいという方には最適な方法といえるでしょう。

個人間売買

個人間売買は不動産会社を介さず、個人間で契約をして取引をする方法です。

契約を速やかに済ますことができ、仲介手数料を節約できるなどのメリットがありますが、大きな金額が動く不動産取引ではトラブルが起こりがちです。

知識があり、よほど信頼できる人同士でなければ、控えたほうが無難でしょう。

大村市で不動産を売却するコツ

大村市ではマンションやアパートより、一戸建ての需要が高い傾向にあります。
また、日本人全体の特徴として、中古より新築戸建てを好む方が多い傾向にありますが、徐々に中古住宅に興味を持つ方も増えています。

実際、国土交通省が5年置きに実施している住生活総合調査でも、住み替え先を中古住宅に選ぶ方が増加している傾向が伺えます。
以下は「持ち家への住み替え後の居住形態(新築住宅・中古住宅別)」の意向の変化を、現在の所有関係(持ち家・借家)別に表したグラフです。

出典:国土交通省「平成 30 年住生活総合調査結果」

「現在持ち家の世帯」の住み替え先の意向は新築住宅が減少する一方、中古住宅は 2.7%(平成 15 年)から15.0%(平成 30 年)まで上昇しています。
「現在借家の世帯」の住み替え先の意向も同じく「新築住宅」が減少し、中古住宅では 6.2%(平成 15 年)から21.8%(平成 30 年)と大きく上昇していることが分かります。

ただし、中古の戸建て物件を好条件で売却するには、いくつかコツを抑えておく必要があります。
そこで大村市で不動産を売却する場合のおすすめの方法を2つ紹介します。

なお、大村市の不動産事情は以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひご参照ください。

大村市の不動産事情を解説!一戸建てが多い?必要予算は?

リノベーションして売却する

一般的に築年数が古い中古住宅は買い手がつきにくく、売却価格も安くなりがちです。

大村市で長崎県の中でも一戸建て住宅が建てられた割合が高いため、新築物件を好む方が多いと予想されます。
そのため、リノベーションを施して、真新しい状態で売却に出す方法がおすすめです。

リノベーションでは建物の構造部分を変えることはできませんが、近年の技術であれば新築物件に近い状態にすることが可能です。

どの程度の工事が可能かはプロの目でなければ判断が困難なので、一度不動産会社などへ相談してみましょう。

更地にして売却する

築年数が非常に古い物件では、リノベーションを施す場合でも大きなコストがかかってしまいます。
とはいえ、状態の悪い物件の場合、よほど低価格にしなければ売却は困難です。

しかし、土地としての価値が高いのであれば、建物を解体して更地で売却することで、買い手がつきやすくなる場合があります。

更地であれば買い手は自由な設計で住宅を建てることができるため、新築物件を建てたいと考えている方の需要も見込めます。

売却困難な場合は買取がおすすめ

物件が古く、立地条件も悪い場合、上記の手段を施しても、買い手がつかないケースが考えられます。

買い手がつきにくい物件でリノベーションや解体を行っても、無駄な出費になってしまうので、そうした物件の場合は買取に出すと良いでしょう。

ただし、所有する不動産に買い手がつくかどうかの判断は、専門家でなくては難しいのが現状です。
不動産の価値は日々変化するため、タイミングによっては思いの外、高く売れるケースもあります。

まずは価格を知ることから始めよう

不動産の適切な売却方法は考えるためには、売却したいと思っている物件にどの程度の価値があるのか、相場を把握することが大切です。

しかし、知識のない方が不動産価格を計算するのは困難なので、地元の不動産会社へ査定を行ってもらう必要がありますが、忙しくて時間が確保できない方やご近所に知られずに査定依頼したい方もいることでしょう。

そんな方におすすめなのが、出張ふどうさんの「不動産自動査定システム」です。

「不動産自動査定システム」では、簡単な物件情報を入力するだけで、大村市の査定価格を知ることが可能です。

大村市の不動産を所有しており、価格相場を知りたい方はぜひお試しください。

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まとめ

東京から遠く離れていながら50年以上も人口が増え続けているのは、大村市の大きな特徴といえます。

人口が増加すれば徐々に購入できる住宅や土地の数も減ってくるため、不動産の価値は上昇することでしょう。

また、近年では地方移住のニーズも高まっており、都市部から地方へ移り住む方も増加傾向にあります。

大村市で不動産を所有している方は、数年前より価値が上昇している可能性もあるため、ぜひ一度査定を行ってみることをおすすめします。