家を購入するとき、新築か中古のどちらにするかで悩む方は多いでしょう。

中には「新築であること」を絶対に譲れないポイントとしてあがている方もいらっしゃいます。

確かに新築住宅には多くの魅力がありますが、近年では価格高騰などの影響もあり、中古住宅を選ぶ方も少なくありません。

そのため、改めてメリット・デメリットをよく把握したうえで判断することをおすすめします。

そこで本記事では大村市で新築住宅を購入する方に向けて、新築のメリットやデメリット、おすすめのエリアや価格の目安について解説します。

新築住宅を購入するメリットとデメリット

新築住宅を購入するメリットとデメリットを解説します。まずは一般的な新築の特徴を確認した後、後述する大村市独自の特徴を理解しておきましょう。

新築物件を購入するメリット

新築のメリットは何と言っても建物が真新しく、綺麗であることがあげられます。

また、最近の新築住宅は省エネ性や防音性が高いため、快適な環境で生活できるでしょう。

さらに新築住宅には構造躯体への10年保証が義務付けられているので、施工不良や欠陥があった際のリスクもカバーできます。

住宅ローン控除や固定資産税の減額など、税制上の優遇措置が受けられる点もメリットといえます。

新築物件を購入するデメリット

新築のデメリットとしては、価格が高額である点があげられます。

また、工事着工は引き渡しまでに時間がかかるため、早急に引っ越したい場合には向かない場合があります。

建物が完成していない状態で購入しなければならないケースもあるため、実際に住んでみるまで住み心地が分かりにくい点もデメリットといえます。

新築戸建てとマンションどちらがおすすめ?

新築住宅でも、戸建てとマンションのどちらを選ぶかで迷う方がいることでしょう。

それぞれにメリット・デメリットがありますが、もし将来売却を考えている場合は、マンションのほうがおすすめです。

なぜならマンションと戸建ての場合、マンションのほうが資産価値が下がりにくい傾向があるためです。

もちろん、立地条件や景気の動向など様々な影響を受けますので、物件選びや売却のタイミングは、慎重に検討する必要があります。

一方、戸建ての資産価値は22年経つと基本的にゼロになるので、よほど立地条件の良い物件でなければ、投資目的での購入は向いていないといえます。

ただし、売却を考えておらず、長く住み続けることを前提としている場合、さほど資産価値のことを考える必要はありません。

その人のライフスタイルによって異なりますので、マンションと戸建ての特徴をよく理解したうえで判断するべきでしょう。

大村市で新築住宅を購入する際の注意点

では、実際に大村市で新築住宅を購入する場合、どういった点に注意すれば良いのか、最新の不動産市況を踏まえたうえで解説します。

価格高騰?新築物件を取り巻く環境とは

大村市の市況に移る前に、まず現在の日本の不動産市況を把握しておきましょう。

近年、新築住宅の価格は高騰しています。特に2013年頃から首都圏のマンション価格は大幅な上昇を続けています。

2021年頃に起こったウッドショックによる建築資材や住宅設備の価格高騰が大きな要因ですが、人手不足に伴う人件費上昇のほか、円安の進行やエネルギー価格の高騰など様々な原因があげられます。

実際に新築戸建ての成約平均価格推移を示した以下のグラフを見てみましょう。

出典:東日本不動産流通機構「月例マーケットウォッチ」

2020年頃から大きく上昇していることが分かります。

グラフはあくまで首都圏のものですが、この傾向は全国的に共通しているので、大村市も例外ではありません。

一方、首都圏の新築戸建ての価格は、一般の方ではなかなか手が届かないほど高騰しているため、大村市のような地方都市にさらに注目が集まる可能性が考えられます。

なお、マンション市場の動向については以下の記事で解説しているので、ぜひご参照ください。
大村市の中古マンションはお買い得?価格相場や探し方を解説

大村市で新築住宅を購入するメリット

大村市では人口が増加していながら、長崎市や佐世保市と比較すると、物件価格が安いという特徴があります。

人口は不動産価値に大きな影響を与えるので、大村市では今後も資産価値上昇が期待できるでしょう。

また、大村市では昨年9月に「大村車両基地駅」と「新大村駅」の2駅が新設されており、さらに移住者が増加する可能性があります。

なお、「フラット35利用者調査(2021年度)」によると、長崎県における土地付注文住宅、建売住宅の購入時の費用は、以下の通りです。

物件種別費用(全国平均)費用(長崎県の平均)
土地付注文住宅4,456万円3,877万円
建売住宅3,605万円3,470万円

出典:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査(2021年度)」

大村市で注目すべきエリアとは?

不動産を購入するときは、どのエリアを選ぶかが重要です。

将来建物の価値が低下した場合でも、土地の価値は残り続けるので、できれば資産価値の高いエリアを選びたいところです。

大村市で注目すべきエリアとしては、まず大村駅周辺があげられます。

大村駅は大村市の中心となるエリアなので、今後も土地の価値の上昇が予想されるほか、コンビニやスーパー、公共施設、病院や銀行といった生活利便施設も充実しているので、安心して住み続けられるでしょう。

また、昨年9月に新設された新大村駅周辺も注目のエリアです。

新大村駅は西九州新幹線の開業に合わせて設置された駅であり、2023年から2024年にかけて、駅前に分譲マンションや商業施設を建設する計画が進んでいます。

今後利用者の増加が見込まれるので、土地の価値も上昇する可能性が高いといえます。

自然環境が豊かなエリアを求める場合は、大村湾に面したエリアや、山間部のエリアがおすすめです。

まとめ

マイホームを持ちたいと思っている方にとって「新築であること」は魅力的な条件の一つといえるでしょう。

しかし、不動産は大きな買い物になりますので、購入する際は、数年後、数十年後のことまで見据えたうえで判断することが大切です。

特にそのエリアが発展する見込みがあるかどうかは、重要な要素といえるでしょう。

大村市は長崎県で唯一人口が上昇しており、昨年には新駅が開設されているので、今後発展する可能性は十分に持っている地域といえます。

もし長崎県への移住を考えている方はぜひ一度大村市の新築住宅を探してみてください。