近年ではライフステージの変化に伴い、家の買い替えや住み替えを検討する方が増えています。
たとえば子供が独立した後、広い一戸建てを売却してマンションに住み替え、セカンドライフを送る夫婦などが考えられます。
しかし、買い替えや住み替えをする場合、住宅ローンの残債をどのように返済するか、売却先は見つかるのか、売却と引っ越し時期の調整はできるのかなど、さまざまな問題を解決しなければなりません。
スムーズに住み替えをするためには、住み替えに適した方法を知っておくことが重要です。
本記事で詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
家を住み替える人はどのくらいいる?
住宅の住み替えをしている人は、どのくらいいるのでしょうか。データを見て考えていきましょう。
以下は国土交通省が発表している「令和2年度住宅市場動向調査報告書」に掲載された住宅取得回数のグラフです。
出典:国土交通省「令和2年度住宅市場動向調査報告書」
建物の種類によってバラつきがありますが、おおむね10~25%の割合の方は2回以上住宅を購入していることがわかります。
また、中古住宅への住み替えが多い傾向があり、特に中古マンションへの住み替えは、ここ数年で大きく上昇しています。
なお、上記のデータは住宅の購入回数であり、買い替えが対象となっているため、持ち家から賃貸へ住み替える人の数を含めれば、さらに多くの数になることが予測できます。
買い替えや住み替えをする人の声は?
住み替えを検討する方のニーズはさまざまですが、主な声をいくつか紹介します。
「子供をゆっくり遊ばせたいので、マンションから広い一戸建てに住み替えたい」
「高齢になり足腰が弱くなったので、2階建てから平屋へ住み替えたい」
「子供が独立して家が広すぎるので、小さな戸建へ移りたい」
「終活のため家を売却して賃貸や市営住宅へ移りたい」
「高齢になったため、子供と2世帯住宅を購入したい」
「免許証を返納したので生活が便利なところへ移りたい」
「郊外の戸建を売却して、街中の便利なマンションへ移りたい」
主に子供の独立、自身の高齢化、終活、免許証の返納など、自分の生活環境や家庭環境が変化したために、住み替えを検討する方が多いことがわかります。
特に高齢になると家の広さより、利便性の高い住居や土地を求める傾向が強い点にも注目すべきでしょう。
買い替えや住み替えで起こる問題点
家の買い替えをする場合、現在の家の売却と新居の購入手続きを両方実施する必要があるため、住宅購入よりときよりも大きな手間を要します。
また、持ち家の住宅ローンが残っていると、次の家が見つかってもローンを組めない可能性があります。
持ち家から賃貸へ移る場合でも、持ち家を売却後でなければ引っ越し時期が明確に決められなかったり、市営住宅などの場合は応募が受け付けてもらえなかったり、多くの問題に直面するでしょう。
住み替えの解決におすすめの方法
では、このような悩みを解決するにはどのような方法があるのでしょうか。
以下におすすめの方法を紹介します。
住み替えローンを利用する
住み替えローンとは、持ち家のローンの残債と新居を購入する資金を合算した金額を借入できるローンです。
住み替え前の家を売却しても残債が残ってしまった場合や、資金を貯蓄として残しておきたい場合に有効な住宅ローンといえます。
不動産買取を依頼する
不動産売却を依頼すると、不動産仲介会社が買い手を探す売却活動を始めますが、実際に売れるタイミングがわからず、引っ越し時期を決めにくい点がデメリットです。
持ち家の売却日がわからないと、新居の購入時期を逃してしまう可能性もあります。
不動産買取を依頼すれば、仲介売却よりも価格が安くなるものの、不動産会社がすぐに買い取ってくれるメリットがあります。
また、引っ越し日などに合わせられるように、買取の時期も臨機応変に対応してもらえるので、住み替えにおいては有効な手段といえるでしょう。
大村市の住み替えは「おうちの下取りシステム」がおすすめ!
大村市で住み替えを検討している方は、出張ふどうさんの「おうちの下取りシステム」がおすすめです。
おうちの下取りシステムを利用すれば、持ち家の売却時期を自由に選べるため、住み替えの時期を調整しやすいメリットがあります。
持ち家の売却と新居への引越しの時期を合わせられれば、引越し費用が1回だけで済むうえ、不要なゴミや荷物は残置したままでも良いため、引っ越しに伴う負担も大きく軽減できるでしょう。
また、持ち家のローンが残っていても新居の融資の手続きが進められたり、持ち家に住みながら市営住宅に応募ができたり、住み替え時に起こる問題の多くを解決できます。
近いうちに住み替えをする予定の方だけでなく、将来的に住み替えをする計画のある方は、ぜひ一度お試しください。
まとめ
マイホームは一生に一度の大きな買い物であり、購入した家に住み続けるというのが一般的な考え方でした。
しかし、少子高齢化が進んだことで、住宅に対する考え方は大きく変わっています。
現在ではライフステージの変化によって、持ち家を売却して住宅を住み替える方も決して少なくありません。
また、近年は住み替えローンや不動産買取といった手法に加え、中古住宅が普及するようになり、住み替えや買い替えがしやすい環境が整ってきています。
今は住み替える予定がない方も、今後年を取ったり、家庭環境が変わったりすれば、住まいに対する価値観も変化するでしょう。
同じ家に住み続けることを前提にせず、ご自身にとって適切な住まいは何か、常に追い求める意識が大切です。