🐯こんにちは! 大村市の初心者向け不動産学校、校長代理のハッピーです🏫✨
寒さが厳しくなってきましたね❄️ 温かいスープとパンが美味しい季節です🍲
さて、前回のブログでは「ライフタイムバリュー(顧客生涯価値)」について、
長く愛される商品の方が儲かるというお話をしました。
今日はその実例として、一時期あんなに行列ができていた「高級食パン専門店」が、
なぜ次々と閉店してしまったのか?を解説します🍞📉
皆さんも一度は食べたことがあるのではないでしょうか?
1本(2斤)で800円や1000円もする、あの甘くて柔らかい食パンです🍞✨
「変な名前のパン屋さん」も流行りましたよね。
「考えた人すごいわ」😲 「あらやだ奥さん」🤭
といった、一度見たら忘れない奇抜な看板のお店たちです。
実は、あのブームの終わりには、
前回お話しした「ライフタイムバリュー」の視点が深く関わっています。
まず、「ハレの日」の商品は毎日売れないという点です☝️
高級食パンが出始めた頃は、
物珍しさもあって「一回食べてみよう」「手土産に買っていこう」という人が殺到しました🏃♂️💨
しかし、冷静に考えてみてください。
毎日食べる朝ごはんに、毎回1000円のパンを買いますか?🤔
多くの人は「美味しいけど、たまにでいいかな」となりますよね。
これに対し、コンビニやスーパー、街の普通のパン屋さんの食パンはどうでしょう🏪
1袋150円〜200円程度ですが、私たちはそれを「毎日」食べます。
飽きが来ない味で、生活の一部になっているからです🥗
数字で見てみましょう。
🔸高級食パン: 年2回 × 1000円 = 年間売上 2,000円
🔸普通の食パン: 年50回 × 200円 = 年間売上 10,000円
お客様一人あたりが生み出す利益(LTV)は、実は「普通のパン」の方が圧倒的に高いのです📈
リピーターがつかない高級食パン店は、
常に「新しいお客様」を探し続けなければなりません💦
一度買った人はもう来てくれないので、広告を出したり、新しい味を出したりして、
必死に集客コストをかける必要があります。
これは「新規客探しの無限ループ地獄」であり、経営として非常に苦しい状態です📉
また、奇抜な名前の魔法は「一回」で解けてしまいます🪄
有名なベーカリープロデューサーが手掛けた、ユニークな店名の数々。
確かにインパクトは抜群で、オープン当初は話題になります。
しかし、奇抜な名前で呼べるのは最初だけ。
一度食べてしまえば、お客様にとっては「ただのパン屋さん」になります。
中身の商品が「毎日食べたいもの」でなければ、名前がどれだけ面白くても、二回目はありません🙅♂️
流行りに乗っかっただけのビジネスは、ブームが去れば景色のように飽きられてしまうのです🍂

これは、不動産投資も同じです🏠
タピオカや高級食パンのような「一時の流行り」に乗るテナントビルよりも、
人が住むためのアパートやマンションの方が、地味ですが圧倒的に安定しています🏢
なぜなら「住むこと」は、毎日の食パンと同じで、生活になくてはならないものだからです✨
これからビジネスを始める方は、
「一発屋で終わる高級食パン型」か 「細く長く愛される普通の食パン型」か
どちらを目指すのか、じっくり考えてみてくださいね🧐
それでは、今日の授業はここまで。 また次回、お会いしましょう!👋
🐯ハッピーの世の中ウォッチング🐯
最近、街中で「無人販売の餃子屋さん」が増えていますね🥟
あれも新しいビジネスモデルですが、高級食パンと同じ運命を辿るのか、
それとも「冷凍庫の常備食」として定着するのか、見ものです👀
流行り廃りの激しい日本のビジネス。
「次に何が来るか」よりも「何がずっと残っているか」を見る方が、勉強になるかもしれませんね!💡
出典元情報 本記事は、プロダクトライフサイクル(導入期・成長期・成熟期・衰退期)の理論および、昨今の高級食パン専門店の市場動向(閉店ラッシュの背景分析)を参考に作成しています。