長崎県大村市の土地や戸建てなどの、不動産の取引相場や価格傾向について解説します。長崎県大村市の不動産は売り時なのでしょうか。また、どこに物件売却の相談をすべきかも紹介します。

長崎県大村市の不動産を実際に売る際の流れについてもまとめました。

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長崎県大村市の不動産売却価格や相場、傾向を解説

長崎県大村市の不動産取引データを、国土交通省の「土地総合情報システム」から過去5年分を集計して紹介します。「土地総合情報システム」は、不動産取引をした人に対してアンケートを行い、回答データを取引事例として公開しています。

長崎県大村市の中古マンションの売買取引相場

「土地総合情報システム」には、長崎県大村市で取引された中古マンションの情報は掲載されていませんでした。

不動産事業者同士が物件情報を共有する「レインズ」によると、2021年に長崎県大村市で取引された中古マンションの成約情報は下記の通りでした。

平均成約価格平均平米平米単価
2,242万5,000円71.51平米31万3,603円

長崎県大村市の中古戸建ての売買取引相場

2020年、長崎県大村市では中古戸建ての売買取引数は97件でした。平均取引価格は2,283万9,175円、戸建ての平均面積は82.3坪、平均坪単価は37万8,069円でした。

長崎県大村市の中古戸建て売買取引データ

取引年次平均売却価格平均土地面積平均坪単価※
2020年2,283万9,175円82.3坪37万8,069円
2019年1,953万4,831円81.5坪32万1,544円
2018年2,532万2,999円88.5坪33万6,066円
2017年2,289万2,593円100.2坪22万8,344円
2016年2,218万9,873円88.8坪31万8,555円

2020年、長崎県大村市の中古戸建て取引が最も行われたのは、上諏訪町地域で9件でした。

上諏訪町地域はJR大村線諏訪駅近くの、緑豊かな住宅街です。

町内にあるとても大きな岳の木場公園は、自然に囲まれています。そのおかげか、大村共立病院の「心の相談窓口」や複数の高齢者向け施設もあります。

また、大村ICが近く、町内は大村外環状線とレインボーロードに挟まれているので、車での移動がしやすい場所です。

では、長崎県大村市の中古戸建て売却価格は近年、上がっているのでしょうか。

長崎県大村市で取引された中古戸建ての平均坪単価の推移を過去5年分見てみましょう。

2020年の取引された平均坪単価は37万8,069円と5年間で最も高い金額でした。

不動産業者間サイト「レインズ」によると、2021年長崎県大村市での成約した戸建ての売買データは下記の通りでした。

長崎県大村市の新築戸建ての成約データ

平均成約価格平均土地面積平均坪単価※
2,551万5,556円54.48坪46万8,347円

長崎県大村市の中古戸建ての成約データ

平均成約価格 平均土地面積 平均坪単価※
1,801万1,111円79.65坪22万6,128円

※注=戸建ての平均坪単価は、成約価格を戸建てが建つ土地の面積で割り出しています。

長崎県大村市の土地の売買取引相場

2020年、長崎県大村市では147件の土地の売買取引がありました。平均の取引価格は1,473万3,878円、平均面積は62.3坪、平均坪単価は10万6,831円でした。

長崎県大村市の土地売買取引データ

取引年次平均売却価格平均土地面積平均坪単価
2020年1,473万3,878円62.3坪10万6,831円
2019年1,504万5,946円105.7坪10万9,576円
2018年1,440万4,926円118.4坪10万278円
2017年1,688万612円143.8坪9万6,671円
2016年1,264万3,558円62.4坪10万6,810円

2020年、長崎県大村市で土地の売買取引が最も多かったのは富の原地域で18件でした。

富の原地域は大村空港の近くにある住宅街です。空港の近くなので工場や営業所も多いですが、住宅街とエリアが分かれています。

住宅街の中には公園や保育所、小学校、コミュニティーセンターもあります。

富の原地域を縦断するサンセット通りには人気の業務スーパーもあり、そのほかにもいくつかスーパーやがあるので、生活には困りません。

では、長崎県大村市の土地の売却価格は近年、上がっているのでしょうか。

長崎県大村市で取引された土地の平均坪単価の推移を過去5年分見てみましょう。

2020年の取引された土地の平均坪単価は、10万6,831円で、ここ5年間は10万円前後を推移していることが分かります。

あわせて、「レインズ」にある長崎県大村市の土地の成約データは下記の通りでした。

長崎県大村市の土地の成約データ

平均成約価格 平均土地面積 坪単価
939万5,651円83.96坪12万3,191円
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長崎県大村市は空の玄関口で平野部が多く住みやすい街

長崎県の中央に位置する大村市には長崎空港があり、県内でも空の玄関口になっている市です。それに加え2022年の秋には、九州新幹線の西九州ルート(佐賀県の武雄温泉~長崎市)も開通が予定されています。

2022年秋には、新幹線の開通にともなった「新大村」駅の開業が予定されています。

長崎空港、新大村駅、長崎道大村ICは近い距離にあるので他の交通機関へのアクセスがよく、市内には国立病院機構長崎医療センターもあります。

大村市内の通勤だけでなく、高速で佐世保市に、一般道でも諫早市に行くことも可能です。

長崎県は坂が多いイメージですが、大村市は多良岳の平野部に生活圏が集まっているので、比較的坂の少ない地域です。生活圏が平地にあるので、坂の多い地域に比べると車以外での移動もしやすいです。

天気がいい日は、大村湾にしずむ夕日を望むことができます。展望台だけでなく、海沿いの駅では多くのファンがシャッターチャンスを狙うほど人気で、海にしずむ夕日をバックに走る電車の姿はまさに絶景です。

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長崎県大村市での不動産売却の流れ

長崎県大村市の不動産を売却する際の大まかな流れを解説します。

不動産査定を不動産会社に依頼する

まずは、不動産がいくらで売却できるのか、不動産の価格査定を不動産会社に依頼しましょう。

売却する理由や希望の売却価格があれば、査定を依頼するまでにきちんと整理し、不動産会社に伝えることができれば、より良いでしょう。

不動産査定の方法は、不動産会社の担当者を物件に招いて行う現地査定をおすすめします。資料や地図上では分からない情報が、現地を見ることで分かることもあります。できるだけ詳細に物件を査定してもらいましょう。

不動産会社と媒介契約を結ぶ

不動産の査定価格に納得できれば、不動産会社に売却を依頼するために媒介契約を結びます。

媒介契約には、専属専任媒介契約・専任媒介契約・一般媒介契約の3種類があります。

・専属専任媒介契約:不動産会社1社のみに売却活動を依頼する契約です。この契約を結ぶと他の不動産会社には売却活動を依頼することができません。また、売主自らが購入検討者を探すこともできません。ただし、売却を依頼された不動産会社は、「レインズ」と呼ばれる不動産事業者同士の物件情報交換システムに、媒介契約の締結から5日以内に掲載することや、売却活動の状況報告も週に1回以上の頻度で行わなければならないことが義務づけられています。

・専任媒介契約:専属専任媒介契約と同様に、1社にのみ売却活動を依頼します。ただし、売主自らが購入検討者を探すことが可能です。こちらは、媒介契約締結から7日以内に「レインズ」への物件情報の掲載、2週間に1度以上の売却活動状況の報告が義務づけられています。

・一般媒介契約:複数の会社に同時に売却活動を依頼することができ、売主自らも購入検討者を探すことができます。ただし、「レインズ」への登録義務や、売却活動状況の報告義務などはありません。

どの契約が良いのかは売主の状況や不動産によって異なるため、売却を依頼する不動産会社に相談することをおすすめします。

売却活動

売却活動を依頼された不動産会社が、不動産のポータルサイトやチラシなどを使って、購入検討者を探します。

物件の内見やオープンハウス(内覧会)を開催する場合などは、売主も協力的に動かなくてはならないため、不動産会社とのスケジュール共有などは綿密に行っておきましょう。

購入申込み・売買契約の締結

購入検討者が現れ、不動産の購入が申し込まれると、売却価格や物件引き渡しの条件についての調整を行います。売主・買主双方が合意に至れば、売買契約を取り交わします。

物件の引き渡し

売却する物件に住宅ローンが残っている場合などは、売買契約締結後に完済手続きや抵当権の抹消手続きを済ませます。そして、物件引き渡し当日、残代金の受領と同時に物件(鍵)の引渡しを行い、売却手続きが完了します。

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