不動産の売却を検討される場合に、
買取り査定額と仲介査定額が異なることがあります。

これには何らかの理由が存在しており、
それが不動産売却において考慮すべきポイントとなります。

ここでは、その理由と買取りのメリットと
デメリットについて詳しくご紹介いたします。

なぜ買取り査定額と仲介査定額は異なるのでしょうか？

まず考えられる理由の一つは、
買取は不動産の買い手が見つかりずらいためです。

買取はおもに不動産会社が行いますが
買取を行える不動産会社は限定されています。

不動産の買取には、多額の資金が必要となりますし、
売残りなどの大きなリスクが伴い、
不動産会社の多くは買取を避ける傾向にあります。

不動産業者による買取りは、
再販を行うために売れ残った場合のリスクや
経費を引いた利益を考慮しなければならないため
相場より安く仕入れる必要があります。

そのために、買取価格は相場よりも安価になりやすいです。

一方で仲介は、
広告などを出して一般の市場で販売をしていくため、
その時点での相場に基づいて
買主が見つかりやすい傾向があります。

需要と供給のバランス次第では、
相場以上での売却も可能となります。

仲介では売主自身が価格を決定するため、
相場に応じた価格設定が可能です。

買取りのメリットとしては、
売主としての売却に伴う責任が
免責となることが挙げられます。

買主が業者であるため、
不動産売却後のトラブルや問題の解決は業者が行います。

また、買取りでは仲介手数料が不要となります。

一般的な仲介だと成約価格の3%前後が
手数料としてかかりますが、
買取りではその費用を抑えることができます。

さらに、買取りは確実に売却できるメリットがあります。

仲介だといつ買主が見つかるか分からず、
数年売れない物件も存在しますが、
買取りでは買主が既に業者であるため、
スムーズに売却が進行します。

また、現金化が早く行える点も魅力です。

仲介だと売出し開始から入金までの期間が長く、
不透明なものですが、
買取りでは早急に現金化することが可能です。

不動産を売却する際には、
買取り査定額と仲介査定額の違いを理解し、
それぞれのメリットを考慮して適切な方法を
選択することが重要です。

まとめ
買取りのメリットとしては、
早く現金化ができることや仲介手数料の節約、
売主の責任免責などが挙げられます。

自身のニーズや条件に合わせて、
最適な売却方法を検討しましょう。

最後に買取の注意点
不動産会社に買取を依頼したのに
仲介手数料を請求された！
というご相談が増えてきています。

買取と言っても依頼した不動産会社に
直接買い取ってもらえるケースと
買取する不動産買取業者を紹介するケースがあります。

買取業者の紹介の場合は、
仲介という扱いになりますので
仲介手数料が発生する場合があります。

当社では、直接買取を行っておりますので
仲介手数料は発生致しません。