私も車の購入や太陽電池を設置する際に現金払いを条件に
コストダウンを業者にお願いした経験があります。
おそらく数百万単位ぐらいまでは現金払いは
効果的なのかもしれません。
しかし、住宅のように高額な取引になると訳が違ってきます。
例えば現金と引き換えに住宅を引き渡す契約をした場合、
必ず引渡し当日に現金をお支払い頂けるか保証は
どこにもありません。
本当に買主が現金を保持しているかどうか事前に
調べることもできませんし、仮にできたとしても
当日までに使ってしまうことも考えられます。
住宅ローンの場合は、買主がきちんと支払い能力があるか
銀行が審査しますし、銀行が一括で支払いをしてくれますので
とても安心して取引ができます。
また、不動産会社が買主の代理で住宅ローンを申請することは
それほど難しい作業ではありません。
書類を集めて銀行に送付するだけです。
ですので銀行が不動産会社へ仲介料を払うことも
基本的にありません。
生命保険や火災保険などは代理で契約すると手数料を
たくさんもらえるので不公平な気もしますが、
それを不動産会社はサービスで行っています。
物件を売ることが目的ですのでそれは仕方ないことです。