建物の再調達原価を簡便に把握する方法として
外観判定方式という手法を用います。

厳密に再調達原価を把握するためには
部分別単価適用法や、変動率適応法といわれる手法もありますが
これは鑑定評価などに用いられるものでかなり細かい数値が必要です。

不動産屋が査定する価格というのは、それほど精度は重要ではなく
市場に出しておおよそ3ヶ月で販売できそうな価格を見積ります。

市場に出して売れる価格が市場価格というわけですから、
細かい計算に時間をかけるよりは近隣での実際の取引事例を
参考にして売値を決めるのが不動産屋の仕事です。

ほとんどの場合は、少し高めに市場に出し
反響を見ながら徐々に価格を下げていく。

そして売れた価格が結果的に市場価格となるのです。

次回に続きます。

誰でもわかるやさしい価格査定やっています。