数年前の夏でしかたね、
大型台風が私の住む地域を直撃しました。

自宅は築50年以上の古びた民家なので、
こういった台風には戦々恐々としてしまうところがあります。

そして雨の量が増すにつれ雨漏りも数か所単位で発生、
場合によっては天井から染み出てしまうところも
あったりするのです。

しかしその年は少し違って、
いつも以上に降り続く雨に屋根の方が悲鳴を上げてしまい、
瓦の下の葺き土から一部が崩れ落ちてしまいました。

それでようやく屋根のリフォームへと踏み切ったのです。

リフォーム作業は、瓦や葺き土の廃棄から、
下地補修など滞りなく日々進展する感じで
スムーズに運んでおりました。

そしてルーフィングが張られて、
あとは瓦を敷き詰めるのみと言うところまできていました。

その日の作業が終わって、すぐの事です。

突然の夕立、しかもここは東南アジアかと思うほど
スコールのような激しいドシャ降りが約1時間強続いてしまい、
もう台無しです。

それでもルーフィングの防水効果は高く
そこに関しては事なきを得ましたが、
違ったところにダメージを被るのです。

雨どいは仕上げの工程で雨水を逃がす能力のない我が家、
その雨水は川のようになり隙間を伝って母屋に増築した別邸へと
流れ込んできてきて天井裏から室内も水浸しとなってしまいました。

*お客様より投稿頂いた体験です。