30台の後半から延べ7年ほど仕事でアメリカに赴任していました。

現地駐在の日本人はわずかに4名で、
その他数百人の従業員はすべて現地採用のアメリカ人。

入社してきた若者たちが何年かすると、
勤務先の信用もあってか不動産を購入し始めるようになりました。

8名ほどのアメリカ人が一軒家を購入、
そしてわずか1名がマンションを購入したと記憶しています。

「家買うことにしたよ」と昼休みの雑談中に聞かされて
「すごいじゃん!」と返事をしていたのですが、
そこでちょっと面白い話を聞きました。

日本人の殆どは、賃貸であっても購入であっても「新築」を
第一条件にあげることが多いですよね。

新築じゃなければ絶対嫌だと主張する女性を何人も知っています。

ところがアメリカ人曰く、
築3年ぐらいの一軒家が一番いいんだよとのこと。

彼らが言うには新築は完成したときにパーフェクトじゃないから
住み始めると問題が次々に出てくるそう。

その問題点を全て修理して解決できるのが
3年経過したころなのだとか。

そのため新築物件の価格よりも、
数年住んだ後の中古物件の方が値段が高いことも多いとのことです。

新築が完全な状態じゃないって、
ある意味すごいですよね。

日本の大工さんの完璧な仕事ぶりとは違って、
細かいことは気にしないのでしょうか、アメリカでは。